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オーストラリアのトップ研究者10人がトムソンサイエンティフィックの
2008年「Research Day」でCitation Awardの表彰を受ける

トムソンサイエンティフィックのデータに基づく2007年度の学術論文影響力調査で
オーストラリアが世界上位10ヶ国に入る

 
キャンベラ(オーストラリア)
2008年4月3日

トムソン社( Thomson Corporation 、 NYSE: TOC / TSX: TOC )の一事業部門で世界各国の研究機関や企業に情報ソリューションを提供しているトムソンサイエンティフィック( Thomson Scientific )は本日、オーストラリアで活動する最も卓越した研究者にCitation Awardを贈呈し、オーストラリアの国際的な学術研究が持つ影響力を顕彰しました。トムソンサイエンティフィックのデータによると、オーストラリアは2007年度の学術論文影響力調査で世界上位10ヶ国に入りました。

キャンベラの全国記者クラブで催されたこのイベントは、トムソンサイエンティフィックが主催する「Asia Pacific Research Day」の一環として行われたものです。これらのイベントでは、各国または各地域の各分野において技術革新を通して世界をリードしている優れた研究を顕彰しています。同様のイベントは中国、インド、韓国、台湾、日本などの国々でもすでに行われています。

トムソンサイエンティフィックのCitation Awardは、一定期間内に発表された研究論文について、それぞれ一論文当たりの平均被引用数を明らかにする定量的な選考過程に基づいて、オーストラリア全国各地の様々な学術機関で活動する10人の研究者に授与されました。その結果は、所定の研究主題に与えるインパクトや影響力、ならびにその後の研究に及ぼす重要性を反映しています。天文学から天体物理学、経済学、精神医学など多岐にわたる研究主題は、オーストラリア国内における学術研究の強みを示すとともに、オーストラリアの科学者に特有の技術革新性を反映しています。

2008年Thomson Scientific Citation Awardの受賞者はそれぞれ次の通りです。

Stuart Batten博士(化学): モナッシュ大学(Monash University)
結晶工学、特に配位高分子の分野で国際的に高い評価を受けている博士は、結晶構造ネットワーク解析上の現象ならびに共有結合ネットワーク固体のトポロジー解析の専門家でもあります。

Paul Chandler教授(教育学): ウロンゴン大学(University of Wollongong)
教授は認知研究、ならびに認知に関する知識の増進に基づいた画期的な学習指導開発アプローチを専門に研究しています。教育・保健分野でその土地固有の成果を育てることを主張する教授は、様々なコミュニティ教育計画を進めてきました。

Suzanne Cory教授(生化学・分子生物学): ウォルター・アンド・イライザ・ホール医学研究所(Walter and Eliza Hall Institute of Medical Research)
オーストラリアで最も著名な分子生物学者のひとりである教授は、より効果的な癌の治療法の開発を目的としてBcl-2ファミリーによる細胞死調節を専門に研究しています。

Don Harding教授(経済学): ラトローブ大学(LaTrobe University)
主な研究分野はマクロ経済学と計量経済学で、景気循環を専門に研究しています。オーストラリアのインフレを毎月、常に正確に評価するために広く使われている方法の共同開発者でもあります。

Terence Hughes教授(海洋生物学・陸水生物学): ジェームズクック大学(James Cook University)
教授の専門は生態学、海洋生物学、サンゴ礁の社会生態学的動態など幅広い研究分野にわたっています。教授はオーストラリア研究会議(ARC)のCOE(中核的研究拠点)の理事で、第5プログラム「社会生態学的結合システムの復元力」(Program 5: Resilience of linked social-ecological systems)のリーダーを務めています。

Anthony Jorm教授(精神医学): オリゲンリサーチセンター(Orygen Research Centre) およびメルボルン大学(University of Melbourne)
教授は現在、精神障害に関する一般市民の知識および見方、特に精神障害者に対する支援的な姿勢を育てるための介入方法を中心に研究しています。教授は12冊の著書・モノグラフのほか、300以上の学術誌発表論文の執筆、ならびに25章以上の学術出版物の編集に携わってきました。

William James Peacock博士(植物科学): 豪州連邦科学産業研究機構(CSIRO)
2006年にオーストラリア最高科学責任者(Australian Chief Scientist)に指名されたPeacock博士は数々の受賞に輝く分子生物学者で、植物分子生物学およびその農業への応用分野で著名な研究者です。オーストラリアで初めて綿をバイオテクノロジー作物として確立する上で重要な役割を果たしました。

Brian Schmidt教授(天文学・天体物理学): オーストラリア国立大学(ANU)
超新星(爆発している恒星)を使って宇宙を研究している教授は、紫外線から近赤外線までの波長を使って南半球の空の包括的なデジタルマップを作成するため、ストロムロ山にスカイマッパー望遠鏡(SkyMapper telescope)を新たに設置するプロジェクトを指導してきました。

Ian Wright博士(生態学): マコーリー大学(Macquarie University)
オーストラリアのほか世界各地で、植物の主な特性が相互作用や環境要因によってどのように変動するかを明らかにするための定量分析が専門です。博士は、機能ゲノム学、生態生理学、地球変動生物学(global change biology)、進化史などの分野横断的な研究の促進を目指したARC-NZ植生機能研究ネットワーク(ARC-NZ Research Network for Vegetation Function)の結集に貢献しています。

Zheng-Xiang Li教授(地球科学): カーティン技術大学(Curtin University of Technology)
過去10億年の地球の進化とそれに関連するテクトニックプロセスを専門に研究している教授は、特に西太平洋地域を中心に、石油産業ならびに環境/気象調査に関心を向けています。

この授賞式では、オーストラリア研究会議(ARC)の最高経営責任者(CEO)を務めるMargaret Sheil教授が、研究の品質および成果の評価について講演しました。同教授の講演に対して、人文学・芸術・社会科学評議会(CHASS)会長のStuart Cunningham教授、ならびに豪州科学技術協会連盟(FASTS)会長のKen Baldwin教授の二人が答礼のスピーチを行いました。

全国記者クラブで行われた授賞式ではこのほか、「Group of Eight」の議長を務めるウェスタンオーストラリア大学のAlan Robson副学長が基調講演を行いました。Robson教授は、オーストラリアの技術革新が持つ強さと、グローバルな研究に対するその貢献について語りました。教授は特に、基礎研究が持つ重要性、ならびに研究の質を評価するための新しい方法の追求について強調しました。このほか、トムソンサイエンティフィックのMary Van Allen (Strategic Business Manager, Evaluation & Biblio)が、オーストラリアにおける受賞者の評価基準・方法について発表しました。

このCitation Awardについて、トムソンサイエンティフィックのJeroen Prinsen(Director, Australia/ New Zealand Sales)は次のようにコメントしています。「科学界の豊富な人材が一堂に会するこのような機会を設けることができて、うれしく思います。癌研究から植物科学、サンゴ礁からインフレまで様々な分野を専門とする幅広い研究者が本日この席で表彰されたことは、オーストラリアの技術革新が科学研究に占めている役割の深さを反映しています。オーストラリアの各研究団体が一堂に集い、研究の質の評価と測定に関する問題を考える良い機会になったと思います。」

オーストラリア・Research Day の受賞候補者の選定方法

オーストラリアの優れた研究者を探す今回の試みは、オーストラリアの学術機関で書かれた研究論文の主要分野の評価から始まりました。次の段階は、これらの分野で貢献している研究者個人を評価することでした。オーストラリアの学術機関に在籍し、トムソンサイエンティフィックでインデックスをつけている学術誌に、1997年から2007年にかけて論文を発表した著者全員がその選考対象となりました。そして、発表論文総数、総被引用数、一論文当たりの平均被引用数などの統計データを分野別、個人別に集計しました。選考に使用する基準値として、一論文当たりの平均被引用数(CPP)の計測値ならびに総被引用数の集計値が選ばれました。各分野における被引用数の基準値を上回り、一論文当たりの平均被引用数が最も高かった研究者が選ばれました。ただし、研究活動は分野によって様々に異なるため、各分野の基準値に調整を加えることによって偏向の原因を避けるとともに、実質的、長期的に見て多大な貢献を果たしてきた研究者に重点を置いています。

 

トムソンコーポレーションについて
トムソンコーポレーション は、企業や大学・専門家集団に総合的情報ソリューションを提供するグローバル・リーダーです。トムソンは法律、税、会計、金融、高等教育、参考資料、企業向けトレーニング、アセスメント、科学研究やヘルスケアなどの分野における2,000万人以上のユーザに、付加価値のある情報やソフトウェアツール、アプリケーションを提供しています。本社は米国コネチカット州スタンフォード、従業員数は約40,000人。およそ130ヵ国へサービスを提供しています。弊社の普通株は、ニューヨークおよびトロントの株式市場に上場されています(NYSE: TOC; TSX: TOC)。

 

トムソンサイエンティフィックについて
トムソンサイエンティフィック は、トムソンコーポレーションの1事業部です。研究段階からその開発プロセスにいたるまでの科学・技術情報のインフォメーション・ソリューションプロバイダーとして、世界最大級の特許および学術文献情報データベース・分析システムを提供しております。

 

 

情報出所:トムソンサイエンティフィック(Thomson Scientific)
2008年4月3日

本件問合せ先 :
Jane Thomson, 電子メール:jane@capepublicrelations.com
または Luke Roberts(いずれもケープパブリックリレーションズ社=トムソンサイエンティフィック広報代行)
電話:+61 (2) 66 872 803、またはPamela Lim(トムソンサイエンティフィック)
電話:+65 6879 4117
電子メール:pamela.lim@thomson.com
ウェブサイト: http://www.scientific.thomson.com
http://www.thomson.com/


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